日々の暮らし~手すりの話し~ 0123
家の中で最もよく触る部分といってもおかしくないのは、ドアノブと階段の手すりです。
ドアノブや手すりで一番良い素材ははやり木製です。
金属製のものは冬など触った時に冷たく感じて不快に感じます。
(前々違いますが、トイレの便座も冷たいと嫌ですよね)
そこで手すりなど普段触れるものは木製ものがお勧めです。
木は熱伝導率が低いのであまりひんやり感がしないのです。
ただ自邸ではドアノブは見た目重視でアルミにしてしまいました(笑)
(なかなかカッコイイのでまたの機会に紹介します)
取手は触る時間が短いのでガマンしてもらいます。
でも階段の手すりは木製です。
うちは直階段なので、登りも下りもほとんど手すりを掴みますが不快感はありません。
ただ木製の手すりはあまりデザイン的に良い物が少なく、色々探した結果toolboxさんの木製手すりにしました。
四角い形状ですが、少し小さめでとても握りやすく気に入っています。
気になった角の部分もグリップが聞きやすく良い感じです。
toolbox 木の手摺 オーク
https://www.r-toolbox.jp/store/product/4429/
日々の暮らし~シーリングファンについて~ 0123
自宅で使ってみて、これから家を建てる人に是非お勧めしたいNo.1はシーリングファンです。
気候変動で夏は暑く冬は寒くなってきていますが、それよりも家の中の気温差はとてもで不快に感じるものです。
自宅では吹抜の上にシーリングファンを付ける事によって、エアコンの冷気や暖気をまんべんなく部屋に届けてくれるのでそれ程不快感が無くなりました。
エアコンの要らない春や秋でも、そよ風のように空気が循環しているというのはとても心地のよいものです。
以前から設計打ち合わせしているお客様の中で既にシーリングファンを付けている人が、次も是非付けたいと仰る気持ちが自宅で取り付けてみて良く分かりました。
ただ吹抜ではない普通の天井高の部屋に取り付けると、圧迫感が結構でるので注意が必要ですがそれでも付けたいという方もいらっしゃいます
注意点としてはその圧迫感とランプ付のものを選んだ場合、その振動でランプの影が微妙に揺れて気になる点です。
あと4枚羽根や5枚羽根と種類がありますが、自宅ではスッキリ見えるように3枚羽根の物を選びました。
羽根が多いと風量が大きくなったりするようですが、そこは見た目重視で。
ちなみにファンは DAIKO DP40333 になります。
日々の暮らし~設計打ち合わせアルアル~ 0428
お施主様と打ち合わせをしていてよく聞かれて困る事に、「どちらがいいですか?」というのがあります。
建築あるあるかもしれませんが、色や商品を決めているときにこの質問が飛び出すと正直困る事が多いのです。
もちろん、「こっち」と言い切る先生もいらっしゃると思いますが、私の場合「施主でもない自分が決めて良いのだろうか…」と思ってしまいます。
同時に、迷わせてしまうのは説明が足りなかったり、メリットやデメリットをきちんと伝えきれてないからだとも思います。
特にカラーコーディネートや既成品のデザインなどは、決めては好みなので自分の好みを押しつけて良いのかと思ったり。
もちろん、経験上いろんなケースを見てきてるのでなるべく良いと思う方をお勧めしますが、そもそも好みなのであまり参考になりませんね。
その辺りは女性のコーディネーターさんは上手だなと思う事が多いです。
家本体の打ち合わせはご主人が決め、色の事になると奥さんが主導するケースが多いので話が通じやすいという点も見逃せません。
とは言え、なるべく奥さんの気持ちが分かるべく私、時間があれば掃除や料理もするようにしているのでそこそこは通じ方だとは思います。
それでも、『家事の事など男には分かるまい‥』的な壁を感じる事もあるので難しいものです。
どちらにしても、打ち合わせ自体は楽しいのでこれからもめげずに頑張ります。
日々の暮らし~もろもろ再開です。
春先から仕事が忙しくなかなかブログに手が付けられない状況でした。
忙しいのはありがたいことなのですが、じっくりプランを考えたりする時間まで無くなるのは辛いですね。
10月から新たにスタッフも一名加わりましたので、そろそろブログも再開です。
今期はどんどん新しい仕事に取り組んでいきたいと思っています。
それではよろしくお願いします。
日々の暮らし~キャンプをして感じること0318~
一月からお客様との打合せが続いていて、気が付けば卒業シーズンになりました。
私の趣味ですが、最近のキャンプブームになるずっと前からアウトドア好きでよく一人で山のキャンプ場に焚火に行ったりしていました。
最近でも時間ができればソロキャンに行ったりもします。
住宅の設計の仕事をしていると、テント泊をすることで改めて気づくことがあります。
第一に、断熱。テントは薄い布一枚なので断熱はありません。
冬場のテント泊は寒さとの闘いです。
ただ小さいテントは暖房器具を入れると結構温ままるんですが、消すと一瞬で外気温と同じになります。
真冬でも家の中で耐えられるのは、断熱のおかげです。
先日リフォームの現場で壁をめくってみたところ、家じゅう断熱材が入っていない家とめぐり逢いました。
住民の方はさぞ寒かったことだと思います。
第二に、電気のありがたさ。
最近は大型バッテリーや電源付きのキャンプ場も多いのですが私はできるだけそういったものに頼らない場所を選びます。
もちろん電地式のLEDのライトは使いますが、ランプはなるべくガスかホワイトガソリンのものを使います。
電気のものと違って、芯や燃料の充填などめんどくさかったりするのですが、普段電気に頼り切りの生活を多少は顧みることができるからです。
家に帰ると、電気のありがたみがすごく分かります(笑)
第三に、トイレのありがたさ。
さすがにテント泊ではトイレは持っていけません。
もちろんキャンプ場のトイレは使えますが、夜中のトイレなど辛いです。
特に歳をとって回数も増えている身にとっては結構応えます。
他にも、お風呂やテレビや色々あるんですが、結局はこういう不便を如何に楽しむかがアウトドアの一つの楽しみだと思っています。
快適さのためにいろんなグッズを揃えるのも楽しみですし。
それにもしても、毎回帰って思うのは「家はありがたい」です。
日々の暮らし〜冬のシンボルツリー〜0202
あっという間に一月が終わりました。
冬の間、我が家はシンボルツリーに電飾を付けています。
この電飾はAmazonで購入したものですが、一個千数百円で二つ購入しオリーブの木に飾っています。
これなかなか優れもので、単三3個で防水、6時間タイマー、発光のパターンも8種類くらい選択出来ます。
電池が減ってくるとだんだん暗くなってくるのと、電池の減りも早いのが玉に瑕ですが。
冬は電飾がきれいに見えて良い感じです。
発光パターンはピカピカさせない方が上品ですね。
日々の暮らし〜建築家はどうやって住宅の設計をするのか〜0120
設計を生業としてやっていますが、どんな風に考えて設計しているのかは一般の方の素朴な疑問かもしれません。
もしかしたら、簡単な手順ですがこれから家を建てようとする方の参考になるかもしれないので記事にしました。
まず敷地があり、クライエントからの要望があれば以下の手順で考えていきます。
①敷地の法的規制を調べる
都市計画によって建蔽率や容積率、建物高さや用途に制限があるので、それを守らないと違反建築になります。
②予算と家の中身で全体のボリュームを検討する
いくら素晴らしい家を設計しても予算をオーバーすると実現できません。
③家のテーマを考える
いくら要望を満たしても魅力がない家になってしまうので、敷地の眺望やクライエントさんの生活スタイルなどポイントになるものを決めます。
その家の特徴を考えるので一番大事なプロセス。
④敷地図にガレージやアプローチなど外部の配置をする
いきなり家の中を考え出すと、ガレージなどのスペースが無くなったりします。
駆け出しの設計者がやりがち。
⑤家のデザインを考える
いくら家の中がよくても、外見が悪いとがっかりです。
中から考えていくと外観がとんでもなくなることが多い。
駆け出しの設計者がやりがち。
⑥家の中のゾーニングをする
やっと間取りに入ります。動線やLDK、寝室などの配置を考えます。
⑦間仕切りや設備など配置します。
こまかい部屋の大きさや廊下階段などですね。
ざっと簡単な流れですが、一軒の家の設計には最低限これだけのプロセスが必要になります。
細かい製図に入るのは⑦からなので、それまではスケッチだったり頭の中で考えています。
たまにクライアントさんが考えた間取りを渡されて設計する場合もありますが、いきなり⑥から入って作ったプランなので①の法規制に合わなかったりボリューム的に難しかったりと実現できない事が多いのです。
なので結局①から考え直す事になるので設計事務所に依頼する場合はあまり自分でプランは作らず、要望だけをしっかり伝える方が賢明です。
正直云って、物理的な要望(部屋数やゾーニングなど)は落とし込むだけなのでそれ程難しいものでは無いのです。
それよりも設計事務所にプランを依頼してもらう場合は、それに何かをプラスしないと価値がないと考えているので、それが何かを見つけるのに時間がかかります。
このあたりが一番難しい部分でもあり楽しい部分でもあります。
クライアントさんが完成した物件を見て驚いたり、生活をして初めて気が付く良さがあるような家を設計したいと思います。
何よりも生活をしながら飽きずにずっと長く暮らしたくなるような家が良いですね。
日々の暮らし〜阪神淡路大震災の日〜0117
本日は27年前に阪神淡路大震災が発生した日です。
事務所近くの東遊園地で追悼行事が行われています。
今年も少し顔を出してきました。
毎年この日が来ると多くの犠牲者が自分の家で亡くなってしまっている現実に、設計者として安全な建物を作るのがいかに大切なのかを考えさせられます。
幸い昔自分が関わった住宅は一軒も倒壊していないのが救いですが、今後も見た目や機能性だけに気を取られて安全性を後回しにする事がないようにしたいきたいと思っています。
日々の暮らし〜明けましておめでとうございます〜0106
皆様明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
写真は明石海峡から初日の出の写真になります。
なんとなく神々しい感じがします。
昨年はコロナなど大変な方も多かったと思いますが、今年が皆様にとっていい年になるますように。
日々の暮らし〜家を建てて分かる事〜1220
今年もあと11日となりました。
思えば自宅の引越からコロナ禍、ワクチン接種となかなか慌ただしい一年でした。
特に自宅を設計し建築するというのは、設計者にとってある種の実験に似たものです。
普段お施主様に偉そうに言っている割に、自分で体験している事は意外と少なく机上の勉強だけだと説得力にかける事も多いのです。
そこでなるべく、自分がやってみたかったことを取り入れて設計してみました。
例えばキッチンのレイアウトにしても、最終的に家の形に合わせてアイランド型にしましたが、当初奥さんから対面式のキッチンになれていたので違和感があると反対されました。
そこをなんとか動線一本のメリットで押し切って写真のような細長いレイアウトにしましたが、今では対面型のキッチンに比べて片付けが簡単なのでストレスフリーだと言ってもらっています。
逆にキッチンの上に作ったロフトは、下の娘がゴロゴロするスペースになっていますが思った程利用する機会が少なかったりします。
(梯子の上り下りがめんどくさい)
あとは建材にしても久しぶりにビニールクロス以外の珪藻土で塗装しましたが目地がない素材の美しさは改めて感度する事ができました。
(反面汚れ目立つ)
そしてホンモノの木の素材が如何に人間にとってリラックス効果があるか、日々体感しています。
家を建てて改めて感じたるのは、余白が大事な事です。
ちょっとした中庭や窓のない大きな壁、小さい窓など図面だけ眺めるとあまり分かりませんが、実際に家ができるとこういう一見無駄に思えるような部分に魅力ができます。
機能性や効率だけを重視するとこういう部分が欠けてしまうんですね。
こういう部分はなかなか伝えるのが難しかったりするので、来年は施主様が知らない間に余白を沢山入れていきたいと考えています(笑)
できあがってから喜んで貰うのも設計の楽しみのひとつです。
日々の暮らし〜ユニットバスの床をきれいにする方法〜1216
住まいの掃除の中でもやっかいなのは、お風呂掃除ですね。
うちのユニットバスも使い始めてから半年を超えて、床の汚れが目立つようになってきました。
LIXILのユニットバスのキレイサーモフロアのホワイトなので、最近LIXILで働く友人から床は少し高くなっても有色が良いよって言ってた意味が分かりました。
後悔してもどうにもなりませんので、どうすれば簡単に汚れが落ちるか色々調べてみました。
まず試行錯誤した経緯
①激落ちくんでゴシゴシ➡汚れが落ちる前にボロボロに
あまり床にもよくないようでうす。
②お風呂の洗剤でスポンジ➡なかなか落ちません。
③ネットで調べて、クリームクレンザーを無印のタイル目地用ブラシ
➡これが一番早く汚れが落ちました!
酸性、アルカリ性の強い洗剤はよくないようです。
クリームクレンザーは弱アルカリ性なので大丈夫そうです。
色々高い洗剤もありますが、クリームクレンザーはスーパーで一本100円くらいで売ってました。
ズバリ安いのが良いですね(笑)
ただしお試しは自己責任で!
*メーカーサイトにお手入れ方法を詳しく書いています。
日々の暮らし〜新居のネットテレビ他どうする?〜1214
最近は家に固定電話がある家も少なくなりました。昔は誰が出るかどきどきしながら彼女の家電(死語!?)に電話したものです。
それはともかく、このところ電気の打ち合わせしている上でややこしくなるのがネットとテレビ、インターネット等のいわゆる弱電工事の事です。
昔は電話は電話線を引き込んで、テレビは屋根にアンテナを設置すればOKでしたが、今はテレビ一つとっても視聴方法が、アンテナ、光回線のテレビ、ケーブルテレビ、など多数ある上にインターネットが絡んでくるので、何を選択するのかを検討する事から始めなくてはいけません。
打ち合わせの際に説明を始めてからようやく検討を始める施主さんがほとんどです。
そこで参考程度ですが簡単にまとめました。
種類 |
方法 |
引込工事 |
テレビ |
ネット |
固定電話 |
初期費用 |
月額料金 |
安定性 |
アンテナ |
アンテナから引込 |
〇 |
〇 |
× |
× |
〇 |
× |
〇 |
ケーブル |
ケーブルテレビ局の有線の引込 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
インターネット |
光ケーブル引込 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
△ |
ソフトバンクAirなど |
携帯会社の無線基地から |
× |
× |
〇 |
〇 |
△ |
〇 |
△ |
毎月の料金を考えるとアンテナの設置が一番安くはなりますが、別途インターネットの引込と料金が掛かります。
それに未だに魚の骨と呼ばれるアンテナも見た目が悪いです。
最近は箱形のアンテナもありますが、指向性が悪いと困るようです。
ちなみにインターネットの光ケーブルからテレビを見る場合、引込のところからテレビを分岐する方法が一般的ですが、
我が家が採用しているニューロ光は一旦引き込んでからテレビまでLANケーブルをつなげる必要があります!
これがなかなかくせ者で電気屋さん泣かせの仕様となっております。
他にも固定電話を置く場合は、光ケーブルの引き込んで接続したモデムから有線で分岐する必要があるので、収納の中などに引き込んで
機械を設置している場合は収納の中に電話を置く必要があります。
うちは、親機を収納の中において無線で子機に飛ばして利用しています。
このように、色んな方法がありそれぞれ工事が必要だったり、申し込んでから数ヶ月待たされるケースも多いので早めの準備に越した事はありませんね。
日々の暮らし〜すまいの冬支度〜1203
朝めっきり寒くなりました。
寒さが苦手な私なので、冬はとにかく家の中をあったかくしたいので暖房器具のセットアップに入りました。
我が家は引っ越して初めての冬ですが、2階リビングは暖かいです。暖かい空気は上に上がっていくので1階の玄関から吹き抜けのリビングもそれほど寒さの不安は無さそうです。
ただ、1階の玄関の土間はやはり冷えやすく1階と2階の温度差は結構あるようです。
そこで以前冬キャンプで活躍した灯油ストーブのフジカハイペットを出して、土間から吹抜を通して2階リビングまで一気に温める作戦を立てました。
ところがフジカちゃんを倉庫から出してみたらノブを回してもいっこうに芯が上がってこずこのままでは使えません。
とりあえず分解したところ、長年使っている芯がボロボロに。
メルカリで買った芯を入替ました。少しスムーズではないですが使えるようになったのでさっそくストーブに点火してみたところ、1階はすぐに暖かくなって温度差の不快感が解消されました!
このところの原油高で省エネになっているのか分かりませんが、ストーブ特有の匂いと暖かさは良いですね。
日々の暮らし〜窓の大きさの話し〜1111
今日は11月11日ポッキーの日ですね。
特にありません。
住宅の設計で結構悩むのは窓の大きさや種類です。
お施主様のヒアリングをすると部屋はとにかく明るくして欲しいとの要望されますが、単純に窓を大きくすれば出来るものではありません。
当たり前ですが窓は直射日光を遮るものがあると極端に暗くなります。
それは南面の窓でも同じです。
明るくするためには、まず隣地の状況を検討することが大事なのです。
隣地が空き地で、窓に陽があたるようであれば大きさによって明るさが決まりますが、窓も大きければ大きいでプライバシーの問題や熱の問題が出てきます。室内的にも家具の配置にも影響を与えます。
リビングやダイニングでも窓の位置や大きさ次第でテレビの置場がなくなってしまうこともあり、変な場所にテレビを置くような事態になったりします。
また窓を設置する位置も大事で、壁の上の方に設置すると部屋の奥の方まで光が入るので明るく感じます。
むやみに窓を大きくするより設置位置を上の方にする方が部屋の中も家具も置きやすくなるので、寝室や子供部屋などにいいでしょう。
窓も明るさだけでなく、換気や外の景色を見る機能もあります。
最近、気に入っているのは縦横20㎝くらいのいわゆる「ちょぼ窓」です。伊礼智さんの図書でも取り上げていますが、ちょぼ窓は明るくする必要が無いけど、少し換気したい場所や外を見たい場所に付けると「良い感じ」です。
デザイン的にも外からも中からもアクセントになります。透明ガラスでも外から中が見えにくい窓なので工夫しだいで活用しやすいですね。
窓の種類「引違い」や「横すべり出し窓」など他にも色んな種類がありますが、これはまた別の機会にします。
日々の暮らし〜家の簡単な防音方法について〜1105
家の設計をやっていると、ピアノなど音楽が趣味の方から防音の事を尋ねられる事があります。
自分自身も音楽を聴いたりギターを弾いたりするのが趣味なので、一通りは勉強をし自分の家で試してもみたので少しその知見を書きます。
(あくまでご近所さんに迷惑を掛けない程度の新築時のポイントなのでリフォームとかスタジオなど本格的なものは除きます)
簡単に言うと音が漏れる原因は隙間と振動。
いやそれだけなので、この二つを如何に防ぐかがポイントになります。
以前、建材メーカーで防音について先駆けているダイケンさんに聞いたのは、
家の外に漏れる音は隙間からがほとんどで、壁をから出る音はほとんどないそうです。今の家のサッシは気密性が高くなっているので窓を閉めているとそれ程外に響きません。家自体も昔の隙間風が入るような家ではないですし。
かと言って大きな掃き出し窓よりは出来るだけ小さめの窓にした方がいいでしょう。
また、換気扇は熱交換器型の換気扇の方が直接外気にダクトが繋がっていないので、音漏れは少ないと思います。
それでも気になる方は他に気密性を高める工事や、吹付断熱など隙間を埋める断熱材で施工すると効果的です。
断熱性もアップするので、一石二鳥と言えます。
実際自分の家では工事中ホームセンターで買ってきた発泡ウレタンで、隙間を見つけては埋めて行きました。どれだけ効果があったかは分かりませんが。
あと家の中で云うと、一番気になるのは振動です。木造の2階で大きめの音を鳴らすと1階の人はかなり辛いでしょう。
なるべくそういう大きめの音で音楽を聴いたりする部屋は1階にし、他の部屋から少しでも離した方がいいでしょう。
それと欲を言えばフローリングは響きやすいので、土間にした方がベストです。
以上が一番安上がりな防音方法で自分の家で試してみました。
引越してから実際に結構な音量音楽を鳴らして外に出て聞いてみましたが、ほとんど聞こえなかったです。
ただあくまで外に漏らさないようにしただけなので、正直夜中は他の部屋で寝ている家族には気を使います。
昼間は好きなだけ鳴らしていますが(笑)