日々の暮らし〜窓の大きさの話し〜1111
今日は11月11日ポッキーの日ですね。
特にありません。
住宅の設計で結構悩むのは窓の大きさや種類です。
お施主様のヒアリングをすると部屋はとにかく明るくして欲しいとの要望されますが、単純に窓を大きくすれば出来るものではありません。
当たり前ですが窓は直射日光を遮るものがあると極端に暗くなります。
それは南面の窓でも同じです。
明るくするためには、まず隣地の状況を検討することが大事なのです。
隣地が空き地で、窓に陽があたるようであれば大きさによって明るさが決まりますが、窓も大きければ大きいでプライバシーの問題や熱の問題が出てきます。室内的にも家具の配置にも影響を与えます。
リビングやダイニングでも窓の位置や大きさ次第でテレビの置場がなくなってしまうこともあり、変な場所にテレビを置くような事態になったりします。
また窓を設置する位置も大事で、壁の上の方に設置すると部屋の奥の方まで光が入るので明るく感じます。
むやみに窓を大きくするより設置位置を上の方にする方が部屋の中も家具も置きやすくなるので、寝室や子供部屋などにいいでしょう。
窓も明るさだけでなく、換気や外の景色を見る機能もあります。
最近、気に入っているのは縦横20㎝くらいのいわゆる「ちょぼ窓」です。伊礼智さんの図書でも取り上げていますが、ちょぼ窓は明るくする必要が無いけど、少し換気したい場所や外を見たい場所に付けると「良い感じ」です。
デザイン的にも外からも中からもアクセントになります。透明ガラスでも外から中が見えにくい窓なので工夫しだいで活用しやすいですね。
窓の種類「引違い」や「横すべり出し窓」など他にも色んな種類がありますが、これはまた別の機会にします。