日々の暮らし〜家の簡単な防音方法について〜1105 - 住間居sumai(すまい)

BLOG

日々の暮らし〜家の簡単な防音方法について〜1105

カテゴリ: コラム 作成日:2021年11月05日(金)

家の設計をやっていると、ピアノなど音楽が趣味の方から防音の事を尋ねられる事があります。

自分自身も音楽を聴いたりギターを弾いたりするのが趣味なので、一通りは勉強をし自分の家で試してもみたので少しその知見を書きます。

(あくまでご近所さんに迷惑を掛けない程度の新築時のポイントなのでリフォームとかスタジオなど本格的なものは除きます)

防音について

 

簡単に言うと音が漏れる原因は隙間と振動。

いやそれだけなので、この二つを如何に防ぐかがポイントになります。

以前、建材メーカーで防音について先駆けているダイケンさんに聞いたのは、

家の外に漏れる音は隙間からがほとんどで、壁をから出る音はほとんどないそうです。今の家のサッシは気密性が高くなっているので窓を閉めているとそれ程外に響きません。家自体も昔の隙間風が入るような家ではないですし。

かと言って大きな掃き出し窓よりは出来るだけ小さめの窓にした方がいいでしょう。

また、換気扇は熱交換器型の換気扇の方が直接外気にダクトが繋がっていないので、音漏れは少ないと思います。

 

それでも気になる方は他に気密性を高める工事や、吹付断熱など隙間を埋める断熱材で施工すると効果的です。

断熱性もアップするので、一石二鳥と言えます。

実際自分の家では工事中ホームセンターで買ってきた発泡ウレタンで、隙間を見つけては埋めて行きました。どれだけ効果があったかは分かりませんが。

 

あと家の中で云うと、一番気になるのは振動です。木造の2階で大きめの音を鳴らすと1階の人はかなり辛いでしょう。

なるべくそういう大きめの音で音楽を聴いたりする部屋は1階にし、他の部屋から少しでも離した方がいいでしょう。

 

それと欲を言えばフローリングは響きやすいので、土間にした方がベストです。

 

以上が一番安上がりな防音方法で自分の家で試してみました。

引越してから実際に結構な音量音楽を鳴らして外に出て聞いてみましたが、ほとんど聞こえなかったです。

 

ただあくまで外に漏らさないようにしただけなので、正直夜中は他の部屋で寝ている家族には気を使います。

昼間は好きなだけ鳴らしていますが(笑)

Copyright © sumai project All Rights Reserved.login