日々の暮らし〜キッチンのバリエーション〜0726 - 住間居sumai(すまい)

BLOG

日々の暮らし〜キッチンのバリエーション〜0726

カテゴリ: コラム 作成日:2021年07月26日(月)

住宅のプランの中で一番重要なポイントはキッチンになります。

I型、対面型、ペニンシュラ型、アイランド型色々なレイアウトの種類があって、家づくりの時の悩みどころです。

それぞれの特徴やメリットデメリットがあるので、家の形や生活スタイルで一番合ったレイアウトを採用しています。

簡単ですが、それぞれのメリットとデメリットをまとめてみました。

 

pic_item3.jpeg

I型 基本的には壁に向かってキッチンが設置されます。

メリット

・省スペース

・調理に集中できる

・吊り戸棚など収納が設けやすい

デメリット

・壁に向かうので圧迫感がある

・部屋の様子が分かりにくい

・来客にキッチンが丸見えになりやすい

I型はキッチンのレイアウトの中でも基本的な形です。狭いスペースでも省スペースで設置できるので、ワンルームや狭小住宅などで一番採用されています。

ワンルームなどでも使用しますが、ごちゃごちゃ感を下げるため最近はキッチンの前に建具を設けてキッチン自体を隠したりします。

省スペースなんですが、冷蔵庫や食器棚を置く場所が一番困る事が多いです。

 

pic_item2.jpeg

対面型 ダイニングに向かってキッチンが設置されます。

メリット

・部屋の中に向かって調理するので、部屋の様子がよく分かる

・カウンターを作って食事スペースを設けやすい

・腰壁で手元を隠す事が出来る

デメリット

・一定の作業スペースが必要なので、狭い部屋には設置が難しい

・料理の受け渡しの動線が長くなりやすい

・吊戸棚を設けると部屋が狭く感じる

かつて一世を風靡したキッチンで、奥様の孤独感がだいぶ下がりました。

現在も大半の新築で使われている形です。

実はあまりキッチン自体が見えないので、それほどお金をかけなくても良いプランです。

 

pic_item1.jpeg

ペニンシュラ型(半島型) 対面型ですが腰壁が無い形です

メリット

・対面型と同じく部屋の様子がよく分かる

・キッチンの奥行きが広く調理作業がやりやすい

・反対側からも調理の手伝いが出来るので、複数人で調理出来る

デメリット

・手元を隠す事が出来ないので、来客時に常に片付ける必要がある

・キッチンの収納スペースが限られる

・キッチンが丸見えなので、ある程度のグレードが求められる

対面型から最近はこちらの方が主流になりつつある気がします。

仕上面がダイニング側にも必要になるので価格が一段アップします。

また奥行きや対面側のスペースも必要になりまるので、ある程度の広さのDKがないと採用できません。

ただ料理好きの方や家族みんなで料理したりする家庭には一番ピッタリです。

 

pic_itemHigh3.jpeg

アイランド型 ペニンシュラ型が壁から離れて設置されています

メリット

・キッチンの周囲に回遊動線が作られるので動線が良い

・キッチンと同じ流れでテーブルを設置すると配膳や回収の動線が短くすむ

・ペニンシュラ型と同じメリットがある

デメリット

・ペニンシュラ型と同じデメリット

・キッチンスペースを一番広く確保する必要がある

・コンロの煙や臭いが拡散しやすい

今私が自宅で使っている形のキッチンです。

この形の何が一番良いかというと、動線が最高です。あっちからもこっちからもキッチンに入ってこれるので、I型みたいにキッチン内が渋滞したり調理の邪魔になることがありません。

ただこの形は一番キッチンのスペースが必要になるので、キッチンをメインでプランを考える必要があります。

 

他にもL型やセパレートなど色々なバリエーションがありますが、それぞれの特徴を活かたプランニングをしたいと思っています。

 

DSC00726.jpg

Copyright © sumai project All Rights Reserved.login