日々の暮らし〜〜太陽発電義務化!?〜
カテゴリ: コラム
作成日:2021年08月30日(月)
もう10月ですが、何故か気温が30°近くて秋の感じがしませんね。
まだ休みの日は短パン半袖です(笑)
先日東京の小池知事が新築住宅に太陽光発電の設置を義務化するというニュースがありました。
これまでに2030年に新築住宅の6割に太陽光発電の設置を目標とするニュースもありましたが、さらに小池知事が踏み込んだ形です。
設計者の立場から云うと、この太陽光発電(太陽光パネル)はなかなか厄介で太陽光を優先すると色々プランに制約が生じます。
そもそも、住宅一軒分まかなえるだけの屋根の面積を取ろうと思うとそれなりの大きさの屋根になります。
東京のような割と狭小住宅地が多い地域で、メリットがあるのでしょうか?
狭小3階建ての屋根なんて、ほんと雀の涙ですし、義務化されると庭の代わりに屋上を利用しようとしてもそれも叶いません。
その割に発電量はちょっとだけという悲しい結果になりかねません。
特に、補助金を受けられるようなZEHレベルにするにはそこそこ大きな家が必要になります。
あと、意匠的には真っ黒なパネルというのは意外と存在感が大きく、パネルの割り方が下手くそだと屋根にキレイに乗ってくれなかったりします。
屋根一体型のものもありますが、なかなかのお値段になりますし取替が大変です。
結局義務化なんてせずに、太陽光を乗せたい人全員に自己負担が出来るだけ少なくすむよう補助金を出せば良いだけだと思うんですがね。